日本比較文学研究会東北支部 第16回比較文学研究会のお知らせ
研究会のご案内です。
下記の第16回比較文学研究会を下記の要領で開催致します。
皆様ふるってご参加ください。(一般来聴歓迎)
記
・日時 2017年7月22日(日)14:30~
・場所 東北大学片平キャンパス さくらホール 会議室2階
(会場アクセス→http://www.bureau.tohoku.ac.jp/sakura/newpage1.html)
・プログラム
総合司会 仁平 政人
[開 会 の 辞] 東北支部長 森田 直子
[研 究 発 表]
・興行の比較映画史 ―戦前期の日本を中心として― 成田 雄太
(司会 佐野 正人)
・『トロイ戦争は起こらない』を解きほぐす
―《重ね書き》から上演まで― 間瀬 幸江
(司会 森田 直子)
(司会 森岡 卓司)
[懇親会]
*研究発表終了後、さくらホール1階にて予定しております
第79回全国大会(2017年6月17日(土)~18日(日) 於・山形大学小白川キャンパス)開催のご案内
今年度山形大学で開催される全国大会のご案内です。
みなさまご参加ください。*一般来聴歓迎
日時 2017年6月17日(土)~18日(日)
場所 山形大学小白川キャンパス 人文社会科学部(旧人文学部)1号館
1日目(6月17日)
12:00~ 受付開始
13:00~ 開会 (301教室)
挨拶 山形大学理事 阿部宏慈
《研究発表Ⅰ》13:20―14:30(各室2名)
A室(201教室)
B室(205教室)
- 遠藤周作の”Therese Desqueyroux”の翻訳について 福岡大学(非) 武藤ゆう
- ウベール・アカンとデヴィット・ファスター・ウォレスにおける「誠実」とケベック独立運動の描写 聖心女子大学 スティーブ・コルベイユ
C室(103教室)
- 現代中国における「日本の表象」―日本マンガ・アニメ文化論の言説空間を焦点として― お茶の水女子大学(院) 田莎莎
- 「正統」から「小資」へ ―中国における村上春樹文学のジェンダー化について― 名古屋大学(院) 何憶鴿
《ワークショップ》14:40―16:40
ワークショップI(205教室) 伝承と文学の往還 ―ハイネ、ハーン、柳田を軸として―
司会 富山大学 中島淑恵
報告 北九州市立大学 岩本真理子
報告 山口大学 野坂昭雄
ワークショップⅡ(103教室) 南北極域の比較文学 ―アイルランド、パタゴニア、樺太―
司会・報告 北海道大学 越野剛
報告 同志社大学 川島健
報告 静岡大学 花方寿行
《学会賞授与式》16:50―17:10(301教室)
《総会》17:10―17:50 (K011教室) 議長 東京大学 今橋映子
《懇親会》18:10―20:10 (山形大学生協 小白川食堂テール)
*会費 一般5,000円 学生3,000円
2日目(6月18日)
《研究発表Ⅱ》10:30―11:40(各室2名)
A室(201教室)
B室(205教室)
- 日中比較文学の視点から見る『とりかへばや物語』 ―「雌木蘭替父従軍」
「女状元辞凰得鳳」との比較を中心に― 立命館大学(研究員)庄ショウ淳 - 明治期日本人旅行記にあらわれたペルシア ―家永豊吉『西亜細亜旅行記』と
G.N. カーゾン『ペルシア及びペルシア問題』― 東京大学(院) ザヘラ・モハッラミプール
C室 (103教室)
- 佐藤輝夫のヴィヨン ―戦後のヴィヨン受容へ― 徳島県立文学書道館 成谷麻理子
- 1955 年の国民詩論争における「複数の文学」 レンヌ第二大学(院) 小松正道
《シンポジウム》13:30―16:30(301教室)
森鴎外と多和田葉子―日独越境者の言語意識と文化受容―
司会 名古屋学院大学 土屋勝彦
報告 早稲田大学 松永美穂
報告 岐阜大学 林正子
報告 徳島大学 依岡隆児
報告 筑波大学(院)越川瑛理
《閉会の辞》16:40(301教室)日本比較文学会代表理事・東北大学 佐藤伸宏
[第16回比較文学研究会 発表者募集のお知らせ]
第15回比較文学研究会を7月22日(土)午後、東北大学片平キャンパスさくらホールにて開催致します。つきましては研究発表の募集を行いますので、題目(仮題でも可)と要旨(400字程度)を添えて、支部の事務局までお申し込み下さい。
・発表申し込み締め切り:2017年6月16日(金)
・発表申し込み先
〒036-8560 弘前市文京町1 弘前大学教育学部 仁平政人研究室内 日本比較文学会東北支部事務局
(※今年度から事務局が変わりましたのでお間違いないよう願います)
*発表者で常勤でない方には、交通費の補助を出す予定です。お含み置きください。
*発表の申し込みをいただいた方には、確認の連絡をお送り致します。
[比較文学研究会]趣旨
今回の日本比較文学会東北支部主催比較文学研究会は、支部会員である坂巻康司氏編の論文集『近代日本とフランス象徴主義』(水声社、2016・2)を取り上げた読書会の形式で開催します。同書をめぐって、発題者からの問題提起と参加者による自由な意見交換によって研究会を構成する予定です。発題者は仁平政人さんと江島宏隆さんのご担当となります。
仁平さんには論集中の堀まどか「野口米次郎の象徴主義」を中心的に取り上げ、象徴主義の問題に関する発表を、江島さんからは西岡亜紀「福永武彦におけるボードレール」・坂巻康司「萩原朔太郎とボードレール」・釣馨「梶井基次郎におけるボードレール」の3篇を中心に、日本におけるボードレール受容の問題に関わる報告を行っていただきます。司会の佐藤による論点の整理と補足に続いて、会場全体での意見交換、討議に入ることにいたします。
『近代日本とフランス象徴主義』と題された論文集を読むことをとおして、比較文学研究の領域や方法、可能性等について改めて考える場となれば幸いです。
(文責:佐藤伸宏)