2014-07-05から1日間の記事一覧
【事務局よりお知らせ】・大会に先立って、12:00 より、同会場にて役員会を開催致します。役員のみなさまはどうぞご参集ください。議題は別途お送り致します。・大会終了後、懇親会を開催致します。会場準備の都合もございますので、ご出席いただけます方は…
【特集・研究発表②】 仁平政人「翻訳」と(しての)モダニズム―「新感覚派論争」再考―」 「新感覚派」をはじめとする一九二〇年代の日本モダニズム文学は、従来、西洋のモダニズム文学(芸術)の受容・影響において成立したということが定説的に語られてきた…
【特集・研究発表①】 江島宏隆「「コレスポンダンス」の受容と展開―ボードレール・上田敏・北原白秋―」 ボードレールのソネット「コレスポンダンス」は、フランス象徴主義の理論的支柱となった。この詩のなかで提示されている「コレスポンダンス」は多義性を…
【講演】井上健(日本大学)「大正二年の翻訳文学 ―その意義と可能性をめぐって―」 大正二年(一九一三年)の文壇・出版界を回顧した文章の多くが異口同音に語るのは、この年が創作よりもむしろ翻訳によって記憶されるべき一年であったという事実である。ト…
【特集】「翻訳と文芸理論―20 世紀日本文学の幕開け―」森岡卓司(司会・コーディネーター)より 日本の近代文学は、詩学から散文の理論、ジャンル論に至るまで、多様な海外の文芸理論を、直接、あるいは間接に受容しつつ成立してきた。坪内逍遥から江藤淳に…
【研究発表③】 井上浩一「日本の児童書西遊記における「河童」としての沙悟浄」 周知のとおり、沙悟浄とは中国小説『西遊記』に登場する妖怪であり、玄奘の弟子の一人(一匹?)という役割を割り当てられている。 この沙悟浄を、「河童」とするケースが、日…
【研究発表②】 呉衛峰「中国現代詩の翻訳と世界文学―是永駿の仕事を中心に―」 是永駿による二首の中国現代詩の翻訳を、翻訳論の見地およびダムロッシュが再提起した「世界文学」の概念の視点より検討する。 まず、ダムロッシュ著『世界文学とは何か?』の序…
7月26日(土)に仙台震災復興記念館で開催される第12回比較文学研究会の発表要旨をお知らせします。 【研究発表①】 木戸浦豊和「印象 (Impression) ・表現 (Expression) ・同情 (Sympathy) ―夏目漱石における表現理論 (Expression Theory)―」 本発表は、『文…