日本比較文学会東北支部のページ

日本比較文学会の東北支部活動について情報発信して参ります。

2020-11-11から1日間の記事一覧

日本比較文学会2020年度東北大会(11月29日)のオンライン参加用登録フォームのご案内

11月29日の日本比較文学会2020年度東北大会につきまして、オンライン参加用の登録フォームを作成いたしましたので、お知らせいたします。 先にご案内しましたとおり、今年度の大会は会場とオンラインを併用する形で開催されます。オンラインでの参加をご希望…

[研究発表]要旨⑤

森岡卓司(山形大学) 1960年前後の〈東北〉表象と石坂洋次郎編『津軽』 石坂洋次郎編『津軽 〈詩・文・写真集〉』(新潮社 1963)は、石坂、高木恭造、小島一郎の既発表作を改めて編集したものである。高橋しげみ(「北を撮る―小島一郎論」、『小島一郎写真…

[研究発表]要旨④

山崎義光(秋田大学) 報道の時代のなかの島木健作『満洲紀行』 島木健作『満洲紀行』(創元社、1940)は満洲開拓地の実状見聞にもとづいたルポルタージュ的エッセイ集である。14のエッセイと1つの小説、30葉の写真から成る。本書の特質が見聞のリアリズムに…

[研究発表]要旨③

矢島真澄美(東北学院大学) 写真家フェリス・ベアトの風景写真とピクチャレスク 1863年に来日したイタリア系英国人写真家フェリス・ベアト(Felice Beato, 1832–1909)は、日本の風景や風俗を数多く撮影し、その後の来日外国人職業写真家たちの先駆けとなった…

[研究発表]要旨②

髙畑早希(名古屋大学大学院) 大庭みな子「火草」・「トーテムの海辺」論 ――自然や民話と交感して物語る女性像をめぐって 1970年前後の日本では、ディスカバー・ジャパン・キャンペーンの一環として、雑誌『an・an』に「民話の旅」が特集されるなど、民話を…

[研究発表]要旨①

賈戈輝(筑波大学大学院) 牛島春子〈開拓文学〉からみる農民への眼差し 作家・牛島春子(1913〜2002)は、1936年から1946年まで、「満洲国」即ち中国の東北地方に足掛け十年間住んでいた。本発表では、牛島の「満洲」作品のうち唯一の〈開拓文学〉といえる作…