日本比較文学会東北支部のページ

日本比較文学会の東北支部活動について情報発信して参ります。

[特集研究発表]要旨②

梁姫淑 朝鮮戦争とアメリカ占領軍 ―張赫宙『嗚呼朝鮮』『無窮花』を中心に― 張赫宙作『嗚呼朝鮮』(新潮社、1952)と『無窮花』(講談社、1954)は、朝鮮戦争を背景にして書いた長編小説である。張は朝鮮戦争が勃発すると、戦争の実態を取材するため二度にわ…

「特集研究発表]要旨①

高橋由貴 大江健三郎のアメリカ体験 ―「アメリカの夢」から「狂気を生き延びる」文学へ 1965 年の夏から秋にかけて、大江健三郎は初めてアメリカを旅行する。このアメリカ滞在は、ロックフェラー財団が提供するハーバード大学国際夏季セミナーへの出席と、国…

[講 演]要旨

中村唯史 アメリカその光と影、または父なるものと空虚 :戦後日本知識人と亡命ロシア作家の事例 第二次大戦後の世界が事実上のPaxAmericanaだったことは、否定できない事実のように思われる。そのことは、東西対立の一方の盟主であることを標榜していたソ連…

[研究発表]要旨①

木戸浦豊和 〈観念〉・〈印象〉・〈情緒〉 ―夏目漱石の文学理論とイギリス経験論― 本発表の目的は、夏目漱石の文学理論をイギリス経験論の観点から解釈し、『文学論』(明治四〇年)や「文芸の哲学的基礎」(同)をはじめとする漱石の文学理論の意義を考察す…

日本比較文学会2015 年度東北大会のご案内

研究会のご案内です。 日本比較文学会2015年度東北大会を下記の要領で開催致します。 皆様ふるってご参加ください。(一般来聴歓迎) 記 ・日時 2015年12月19日(土)13:30~ ・場所 盛岡市民文化ホール (会場アクセス→マップ・交通情報- 盛岡市民文化ホー…

本年度の企画共通テーマ 「アメリカ」について

東北支部では、会員の活動の活性化のために、折々の企画のテーマに沿って多くの方々から発表・原稿を募り、研究成果を世に問う企画を進めております。 この企図の第一歩として、今回は「アメリカ」を共通テーマとしつつ、相互に連動した特集企画を実施します…

日本比較文学会2015年度東北大会発表者の募集

12月19日(土)午後より盛岡市民文化ホールにて開催予定の2015年度東北大会の発表者を募集致します。 【自由発表】と【特集 アメリカ】の2種を募集を行いますので、題目(仮題でも可)と400字程度の要旨を添えて、プロフィール欄に記載の支部事務局までメー…

支部会員研究成果(著書・活動)紹介について

以前よりお伝えしておりましたように、支部会員のみなさまが研究成果として刊行されたご著書や精力的なご活動をウェブ上でご紹介しております。 過去一年間に支部会員のみなさまが刊行されたご著書(比較文学研究に関連するもの)やイベント等のご活動で、支…

[チラシ]第13回研究会

[事務局よりお知らせ]

・大会に先立って、12:00より、同会場にて役員会を開催致します。役員のみなさまはどうぞご参集ください。議題は別途お送り致します。 ・大会終了後、懇親会を開催致します。会場準備の都合もございますので、ご出席いただけます方は、7/17(金)までに事務…

[シンポジウム テーマ「反米と親米」]企画趣旨

テーマ:親米と反米 司会・コーディネーター 伊藤豊発表(1):伊藤豊 『反米主義』から親米と反米を考える発表(2):塩谷昌弘 江藤淳の〈反米〉―アメリカ観の変容とコミュニケーションのモード―発表(3):加賀谷真澄 『海外雄飛』する青年―1900年代の『渡米熱』…

[研究発表]要旨②

20世紀初頭における日本人の中国人観 ―紀行文を中心に― 神谷 祐太 現代日本人は、中国人と言えば、どの様な姿を想像するだろうか。「爆買い」に代表される、日本に大挙して押し寄せ、金に物を言わせて製品を買いあさる彼らはそのひとつの典型かもしれない。…

[研究発表]要旨①

19世紀前半のハワイ王国における女性支配者とハワイ文化 ―文化改革のなかの「フラ禁止令」― 目黒 志帆美 1970年代にハワイで興隆した先住民権利回復運動の下でハワイの伝統舞踊であるフラの歴史は、宣教師を中心としたアメリカ人による「抑圧」とこれに対す…

日本比較文学会東北支部 第13回比較文学研究会のお知らせ

研究会のご案内です。 下記の第13回比較文学会研究会を下記の要領で開催致します。 皆様ふるってご参加ください。(一般来聴歓迎) 記 ・日時 2015年7月25日(土)13:30~ ・場所 仙台市民会館 第2会議室 *昨年と会場が異なります (会場アクセス→仙台市民…

[支部会員書籍情報⑥]阿部宏慈・中村唯史編『現代視覚表象におけるメディア的身体の研究』

阿部宏慈・中村唯史編『現代視覚表象におけるメディア的身体の研究』山形大学人文学部叢書7、山形大学人文学部、2015年3月30日 ・阿部 宏慈「傷としての映像 ──ドキュメンタリー映画における可傷性の問題をめぐって──」・森田 直子「テプフェール漫画におけ…

[支部会員書籍紹介⑤]伊藤豊他訳、クリスチャン・ヨプケ著『ヴェール論争―リベラリズムの試練―』

クリスチャン・ヨプケ著、伊藤豊、長谷川一年、竹島博之訳『サピエンティア 40 ヴェール論争―リベラリズムの試練―』(法政大学出版会、2015年6月)書籍情報→ヴェール論争 « 法政大学出版局 序文 第1章 西欧におけるイスラムのヘッドスカーフ 第2章 共和国…

第13回比較文学研究会 発表者募集のお知らせ

第13回比較文学研究会を7月25日(土)午後、仙台市民会館(仙台市地下鉄勾当台公園駅徒歩15分)において開催いたします。研究発表をご希望の方は、氏名、住所・連絡先(メールアドレス)、所属、発表題目(仮題でも可)を添えて、支部事務局までお申し込み下…

[支部会員書籍紹介④]許時嘉著『明治日本の文明言説とその変容』

許時嘉著『明治日本の文明言説とその変容』(日本経済評論社、2014年11月) 書籍情報 日本経済評論社 - 明治日本の文明言説とその変容www.nikkeihyo.co.jp 凡例 序章 近代東アジアにおける〈文明〉概念の錯綜 Ⅰ 明治期の文明理念の諸相 第1章 国家主義路線の…

[支部会員書籍紹介③]仁平政人他編『寺山修司という疑問符』

仁平政人・郡千寿子編『寺山修司という疑問符』(弘前大学出版会、2014年10月) 書籍情報 弘前大学出版会 | 寺山修司という疑問符www.hirosaki-u.ac.jp はじめにー寺山修司という疑問符 レンズ越しの「宇宙人」 汝再び故郷に帰れずー寺山修司と故郷の再“ソ…

[支部会員書籍紹介②]森田直子他訳 ティエリ・グルンステン、ブノワ・ペータース著『テプフェール マンガの発明』

森田直子他訳、ティエリ・グルンステン、ブノワ・ペータース著『テプフェール マンガの発明』(法政大学出版会、2014年4月) 書籍情報→テプフェール « 法政大学出版局 発明者にして理論家(古永真一訳) 略伝 I 顔と線──テプフェール的ジグザグ(ブノワ・ペ…

[支部会員書籍紹介①]中村唯史編『ロシアの南――近代ロシア文化におけるヴォルガ下流域、ウクライナ、クリミア、コーカサス表象の研究』

2014年度に刊行された支部会員の編著作をご紹介致します。 中村唯史編『ロシアの南――近代ロシア文化におけるヴォルガ下流域、ウクライナ、クリミア、コーカサス表象の研究』(山形大学人文学部叢書5、2014年3月) 第1章 イズマイロフ『南ロシアへの旅』に…

【お知らせ】富山大学人文学部・富山大学附属中央図書館共催 アラン・ケラ=ヴィレジェ講演会

下記イベントについて、当支部会員の中島淑恵氏から、ぜひ会員のみなさまにもご案内いただきたいとのご依頼をいただきましてお知らせ致します。 アラン・ケラ=ヴィレジェ講演会 「ピエール・ロチとラフカディオ・ハーン」(仮) Pierre Loti et Lafcadio He…

第4回 比較文学研究会を開催致しました

2015年3月28日に北海道・東北支部共催の第4回比較文学研究会を東北大学片平キャンパスさくらホールにて開催しました。 当日は研究発表4本、「笑い」をテーマとした3本の報告をもとにしたワークショップという、とても充実した内容でした。朝10時半から午後…

[チラシ]第4回比較文学研究会

[ワークショップ]報告③

徳川夢声の「軟尖」—1930 年代ユーモア小説の一側面 成田雄太(東北大学非常勤) 1930 年代の日本においてユーモア小説は、『ユーモアクラブ』などの雑誌の創刊(春陽堂、1937 年)、『現代ユーモア小説全集』(アトリエ社、1935-36 年)のような全集本の刊…

[ワークショップ]報告②

虚無的な「笑い」:愛と憎しみの双面神 村田裕和(北海道教育大学旭川校) アナキズム詩人萩原恭次郎の詩集『死刑宣告』(1925 年)の中の代表作「日比谷」では、一人の男が「虚無な笑ひ」を浮かべながら高層ビルの谷間を「永劫の埋没」へと進んでいく。同詩…

[ワークショップ]報告①

笑う身体の誕生 ―パラッツェスキ初期詩作品読解― 石田聖子(東京外国語大学リサーチフェロー) 本発表は、20 世紀初頭イタリアで浮上した笑い認識を、身体をめぐる文学表象との関連に着目しつつ考察するものである。分析の主な対象とするテクストは、アルド…

[ワークショップ 「笑い」]企画の趣旨

コーディネーター・司会 森田直子(東北大学) 洋の東西を問わず、笑いや滑稽、風刺を意図した文学ジャンルは古来一定の存在感を持ってきた。受容者の笑いであれ、作中世界あるいは語り手の笑いであれ、笑う人とその周囲にもたらされる力(現実をいったん超…

[研究発表]要旨④

詩の生成 ―ポーリーヌ・メアリ・ターン「コブレンツの思い出」をめぐって― 中島淑恵(富山大学) フランス国立図書館には、ポーリーヌ・メアリ・ターン(ルネ・ヴィヴィアンの本名)の少女時代の手稿が複数残されている。そのうち、16 歳のターンが創作ノー…

[研究発表]要旨③

恐怖の詩学:田村隆一とW.H.オーデンの比較研究 陳セン(北海道大学大学院) 第二次世界大戦後成立した『荒地』派グループは英米詩人、特に、T・S・エリオットからの影響が定説のように語られてきた。しかしながら、人間の本質的な不安、ないし恐怖に深い関…

[研究発表]要旨②

太宰治のチェーホフ受容 ―「火の鳥」を例として― 唐雪(北海道大学大学院) 太宰治におけるチェーホフ受容はこれまで主に『斜陽』と『桜の園』の関連性を中心に論じられてきた。未完の長編小説「火の鳥」(『愛と美について』1939・4、竹村書房)について、…

[研究発表]要旨①

ミレナ・イェセンスカーの西洋諸国観 ―1920 年代に書かれたモード記事を通して― 半田 幸子(東北大学大学院) 本発表の目的は、戦間期チェコで活躍したジャーナリスト、ミレナ・イェセンスカー(Milena Jesenská,1896-1944、以下ミレナと呼ぶ 。)の1920 年…

第4回比較文学研究会のお知らせ

研究会のご案内です。 日本比較文学会北海道支部・東北支部共催 第4回比較文学研究会を開催致します。 皆様ふるってご参加ください。 (一般来聴歓迎) 記 ・日時 2015年3月28日(土)10:30~17:30 ・場所 東北大学片平キャンパスさくらホール 会場アクセス…

【お知らせ】富山大学人文学部国際シンポジウム

下記イベントについて、当支部会員の中島淑恵氏より、是非東北支部会員のみなさまにもご案内したいとのご依頼をいただきまして、ご連絡いたします。ご関心おありの方は、ぜひ足をお運びください。 富山大学人文学部国際シンポジウム Colloque international …

研究発表者募集(再掲)

北海道東北支部共催の第4回比較文学研究会の研究発表者を募集いたします。発表を希望される方は、 氏名、住所・連絡先(メールアドレス)、所属、発表題目、発表要旨(800字程度)を支部事務局までお知らせください。支部幹事会で選考し、北海道支部と協議を…

2014年度東北大会の御礼と今後の支部会合日程について

一昨日、日本比較文学会2014年度東北大会を弘前大学にて盛会に終えることができました。皆様方のお力添えに心より御礼申し上げます。 さて、次回以降の支部会合として、 北海道東北支部合同研究会(3月28日、東北大学片平キャンパス・さくらホール) が予定…

[事務局よりお知らせ]

・大会に先立って、11時40分より、同会場にて役員会を開催致します。役員のみなさまはどうぞご参集ください。議題は別途お送り致します。 ・大会終了後、懇親会を開催致します。会場準備の都合もございますので、ご出席いただけます方は、10/24(金)までに…

[特集研究発表]要旨②

批評の悲劇/悲劇の批評 ――吉本隆明『悲劇の解読』を読む―― 塩谷昌弘(盛岡大学) 1979 年に刊行された吉本隆明の『悲劇の解読』は「批評の悲劇」を語ることから始められている。そこで吉本は批評言語が「自覚的に死につつある言葉」であると述べている。吉…

[特集研究発表]要旨①

悲劇とは何か ――二つのロミオとジュリエットの物語をめぐって―― 田中一隆(弘前大学) よく知られているように、シェイクスピアの作品の多くには、いわゆる種本(材源)が存在する。『ロミオとジュリエット』の場合も例外ではなく、種々の材源が指摘されてい…

[講演]要旨

悲劇の座標軸 加藤行夫(筑波大学教授) われわれが日常生活において「悲劇的」ということばを使うとき、それはどのような感情を表わして言っているのだろうか。現実に起こる悲惨な「悲劇」と文学作品の感動的な「悲劇」とはどう違うのか。ニーチェの論ずる…

[特集]趣意文

「悲劇」再考 仁平政人(弘前大学) 「悲劇」という言葉は、多くは十分な定義を欠いたまま、実に多様な文脈で用いられ続けている。その傍らで、ジャンルとしての「悲劇」を正面から論じる試みは今日では乏しく、それを「時代遅れの主題」のように見なす傾向…

[研究発表]要旨③

ヒトラーとピブーン、2 つの大国化主義 渡辺将尚(山形大学) 第2 次大戦前から戦中および戦後、計16 年にわたってタイの首相を務めたピブーン(1897〜1964)は、反対する勢力には粛清も辞さない独裁的な政治手法から、しばしばヒトラーに類する者として取り上…

[研究発表]要旨②

新天地における詩料への欲望——明治期の海外漢詩創作をめぐって―― 許時嘉(山形大学) 漢詩文リテラシーは1880年代から、日本帝国主義のアジア進出に伴う海外雄飛思想の影響下で、前近代の知を基盤とする知識人たちのアジア進出の一翼を担い、現地で新たな漢…

[研究発表]要旨①

強調記号使用による注意喚起作用の分析をめぐって――夏目漱石『心』のMeredith McKinney 訳版の状況から―― 徳永光展(福岡工業大学) 夏目漱石の代表作である『心』(1914)には、佐藤いね子(1941/後の近藤いね子)、Edwin McCellan(1957)、Meredith McKi…

日本比較文学会2014 年度東北大会のご案内

2014 年度東北大会のご案内です。 日本比較文学会2014 年度東北大会を下記の要領で開催致します。 皆様ふるってご参加ください。(一般来聴歓迎) 記 ・日時 2014年11月1日(土)13:00~ ・場所 弘前大学教育学部棟1階大教室(弘前市) (会場アクセス→キャ…

研究発表者募集

第4回比較文学研究会の研究発表者を募集いたします。発表を希望される方は、 氏名、住所・連絡先(メールアドレス)、所属、発表題目、発表要旨(800字程度)を支部事務局までお知らせください。支部幹事会で選考し、北海道支部と協議を行った上、採否を決定…

第4回比較文学研究会の予告

第4回比較文学研究会を、北海道支部との共催により、以下の要領で開催する予定です。多数のご参加をお待ちしております。 開催日 2015年3月28日(土)会 場 東北大学片平キャンパスさくらホール(仙台市青葉区片平2−1−1)主 催 日本比較文学会北海道支部…

支部会員メーリングリストについて

東北支部では、支部会員向けのメーリングリストを作成致しました。ご登録いただいたメールアドレスに、事務局から種々のお知らせを配信して参りたいと考えております。また、配信専用で運用をしておりますが、東北支部内に告知するにふさわしい情報をみなさ…

来年度全国大会ワークショップ応募について

次回の日本比較文学会第77回全国大会は、2015年6月13 日(土)~14日(日)に、立命館大学衣笠キャンパスにて開催の予定です。同大会でのワークショップ(120分間、司会および2~4名程度の講師の発表と議論をもって構成する)のうち1本は公募によるものとさ…

日本比較文学会2014年度東北大会発表者の募集

11月1日(土)弘前大学にて、日本比較文学会2014年度東北大会を開催いたします。 つきましては研究発表の募集を行いますので、題目(仮題でも可)と400字程度の要旨を添えて、支部事務局までお申し込み下さい。(今回は、発表希望者が多くなることが予想され…