・高橋秀太郎・森岡卓司編『一九四〇年代の〈東北〉表象 文学・文化運動・地方雑誌』(東北大学出版会、2018年10月)
【目 次】
序 地方文学研究と近代日本における〈東北〉表象 森岡卓司
1章 島木健作の「地方」表象 山﨑義光
2章 戦時下のモダニズムと〈郷土〉ー雑誌『意匠』・沢渡恒における「東北」 仁平政人
3章 『文学報国』『月刊東北』における地方/東北表象の消長 高橋秀太郎
[コラム1] 金木文化会と太宰治 仁平政人
5章 〈脱卻〉の帰趨ー高村光太郎に於ける引き延ばされた疎開 佐藤伸宏
6章 更科源蔵と『至上律』における地方文化 野口哲也
[コラム2]石井桃子と「やま」の生活ー宮城県鶯沢での開墾の日々 河内聡子
7章 皇族の東北訪問とその表象ー宮城県公文書館所蔵史料にみるイメージの生成 茂木謙之介
8章 「北日本」という文化圏ー雑誌『北日本文化』をめぐって 大原祐治
あとがき 高橋秀太郎