日本比較文学会東北支部のページ

日本比較文学会の東北支部活動について情報発信して参ります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年度東北大会(12月3日)のオンライン参加用登録フォームのご案内

[オンライン参加のご登録ついて] 今回の研究会は、オンライン会議用ソフト「Zoom」を使用してのハイブリッド開催となります。 オンラインで参加を希望される方は、下記の登録フォームまたはQRコードより参加登録をお願いします。参加URLや資料については…

【研究発表④】要旨

演技を書く ―井上ひさし『藪原検校』における叙事的演劇とグロテスクの技法― 摂津 隆信(山形大学) 『藪原検校』は1973年の初演以来、木村光一、蜷川幸雄、栗山民也、杉原邦生などの名だたる演出家たちによって上演されてきた井上ひさしの隠れた名作である…

【研究発表③】要旨

平野啓一郎と金衍洙文学の比較研究―ボルヘス文学の受容様相を中心に― 姜 惠 彬(医療創生大学) 本発表では、ホルヘ・ルイス・ボルヘス文学の受容様相を軸に、文学的交流の深い二人の作家、平野啓一郎と金衍洙(キム・ヨンス)の文学を比較検討する。平野は…

【研究発表②】要旨

1924年タゴールと辜鴻銘の訪日 許 時嘉(山形大学) 1924年、アメリカ排日移民法案の衝撃を受け、日本国内において日華親善の概念を内包するアジア連盟論が急浮上し、政治団体の結成に至った。それに対して中国人や朝鮮人の民族運動家たちは日本を盟主とする…

【研究発表①】要旨

『語絲』における日本認識の一側面 ―『順天時報』に対する姿勢を中心に― 肖 燕知(東北大学国際文化研究科) 『語絲』は1920年代後半に中国文壇において大きな影響力を持った文芸雑誌である。魯迅、周作人、林語堂らを主な執筆者とする『語絲』には、政治、…

日本比較文学会東北支部 2022年度東北大会(対面・オンライン形式併用)のお知らせ

日本比較文学会東北支部 2022年度東北大会を以下のように対面・オンライン(Zoom)で開催致します。会員のみなさまはもちろん、会員外の一般の方々のご参加もお待ち申し上げております。 記 日 時: 2022年12月3日(土)13:30~ 会 場:山形大学小白川キャン…

日本比較文学会2022年度東北大会 発表者募集のお知らせ

日本比較文学会2022年度東北大会を12月3日(土)午後、山形県内にて開催いたします。(なお、新型コロナウイルス感染症の発生状況によってはオンラインの併用、もしくはオンラインのみの開催となる可能性があります。) つきましては研究発表の募集を行いま…

[書籍紹介]「種蒔く人」顕彰会編『『種蒔く人』の射程 ――一〇〇年の時空を超えて――』

「種蒔く人」顕彰会編集による雑誌『種蒔く人』創刊100周年記念の書籍『『種蒔く人』の射程 ――一〇〇年の時空を超えて――』(秋田魁新報社、2022年3月30日)がこのたび刊行されました。 「種蒔く人」顕彰会副会長である高橋秀晴氏(東北支部会員)が編集を担…

第24回比較文学研究会(7月23日)のオンライン参加用登録フォームのご案内

[オンライン参加のご登録ついて] 今回の研究会は、オンライン会議用ソフト「Zoom」を使用してのハイブリッド開催となります。 オンラインで参加を希望される方は、下記QRコードより参加登録をお願いします。参加URLや資料については、研究会の前日までに…

[要旨②]研究発表

・江口真規(筑波大学) 「希望の牧場」の牛飼いをめぐる物語:学生闘争から反原発運動へ 東日本大震災に関する文学作品や映画において、被災地の現実を語る視点として動物が多く登場する点については、これまでの先行研究でも指摘されてきた。その中でも繰…

[要旨①]研究発表

・廣瀬航也(福島工業高等専門学校/東北大学大学院)永井荷風「監獄署の裏」の空間 ——ボードレール「秋の歌」の引用に着目して—— 永井荷風「監獄署の裏」は、1909年3月に雑誌『早稲田文学』に発表され、後に単行本『歓楽』(易風社、1909年9月)に収録され…

日本比較文学会東北支部 第24回比較文学研究会(対面・オンライン形式併用)のお知らせ

今回の比較文学研究会を以下のように対面・オンライン(Zoom)で開催致します。会員のみなさまはもちろん、会員外の一般の方々のご参加もお待ち申し上げております。 記 日 時: 2022年7月23日(土) 15:00〜16:15 場 所: 東北大学 文学研究科棟 3階 視聴…

第24回比較文学研究会発表者募集のお知らせ

第24回比較文学研究会を2022年7月23日(土)午後、仙台市にて開催いたします。 つきましては研究発表の募集を行いますので、題目(仮題でも可)と要旨(400字)を添えて下記事務局までお申し込みください。 なお、4月より事務局が仁平政人研究室から塩谷昌弘…

【3/27第6回比較文学研究会】資料入手方法につきまして(参加者の方へのご案内)

研究会にオンラインにてご参加の皆さまに、資料の入手方法についてのご案内です。 Googleフォームから参加を申し込まれた方には、Zoomミーティングの接続先URL・接続パスワード・資料ダウンロード用Dropboxのパスワードの3点をメールにてお送りしております…

日本比較文学会第84回大会のオンライン開催について(お知らせ)

2022年6月4日~5日に九州大学にて開催予定の日本比較文学会第84回全国大会は、現状を考慮してオンライン開催となりましたのでお知らせいたします。 参加方法につきましては、日本比較文学会のウエブページをご覧ください。 www.nihon-hikaku.org こちらの支…

共催研究会チラシ

第6回共催研究会チラシ

北海道支部・東北支部共催研究会 第6回比較文学研究会(3月27日)のオンライン参加用登録フォームのご案内

3月27日の共催研究会のオンライン参加用の登録フォームを作成いたしましたので、お知らせいたします。 先にご案内しましたとおり、今年度の大会は会場とオンラインを併用する形で開催されます。オンラインでの参加をご希望の方は、下記のリンクからフォーム…

[特集発表④]要旨

〈14:50 〜 15:15〉 『日本新聞』とロシア・ソビエト文学―シベリア抑留者の文学空間― 溝渕園子(広島大学) 第二次世界大戦での日本の降伏が決定した後、極東ハバロフスクで刊行されたタブロイド版の『日本新聞』(1945年9月15日-1949年12月30日)は、シ…

[特集発表③]要旨

〈14:25 〜 14:50〉 ドゥシェグープカの記憶——長谷川四郎『シベリヤ物語』と戦後日本 村田裕和(北海道教育大学旭川校) 長谷川四郎『シベリヤ物語』(1952年)には「ドゥシェグープカ」(Душегубка 移動ガス室)という言葉が出て来る。この言葉を使ったソ…

[特集発表②]要旨

〈13:50 〜 14:15〉 マイナー文学者高木恭造が表象する満洲 ―エコクリティシズムの観点から― SOLOMON JOSHUA LEE(弘前大学) 本発表では、高木恭造文学における満洲の表象について考察する。高木は福士幸次郎の下で地方主義を教わり、地方語による詩集『…

[特集発表①]要旨

〈13:25 〜 13:50〉 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』における満州・シベリア 大野建(北海道大学大学院) 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』(新潮社、1994-1995年)は、ノモンハン戦争を中心に第二次世界大戦を題材に取ったことで有名である。それまで…

[特集企画]趣旨文

[特集]〈13:20〜 16:35〉 北方体験とその表象―シベリア・サハリン・満州― 【企画趣旨】 比較文学研究において〈越境〉という語が重要視されて久しい。越境先である〈向こう〉の土地の記憶や体験を〈こちら〉と分有する営みは、多くの人が関心を持つもの…

[研究発表①]

[研究発表]〈12:35 〜 13:20〉 谷川俊太郎の英訳併録詩集―『メランコリーの川下り』と『minimal』をめぐって―」 中村三春(北海道大学) 谷川俊太郎の『minimal』(2002.10、思潮社)は、谷川の詩と、William I.Elliottおよび川村和夫によるその英訳とが…

日本比較文学会 北海道支部・東北支部共催第6回比較文学研究会のご案内

3月の研究会を、北海道支部との共催で下記のようにハイブリッド形式(対面+オンラインソフトZoomを使用)で開催致します。 6年ぶり6回目の北海道支部との共催研究会です。会員のみなさまはもちろん、会員外の一般の方々のご参加もお待ち申し上げております…

日本比較文学会 北海道支部・東北支部共催 第5回比較文学研究会(予告)

3月末の研究会を以下のように北海道支部と共催にてハイブリッド形式(対面とZoomの併用)で開催する予定です。具体的なプログラムは2週間後に改めて予告致しますが、会員のみなさまはもちろん、会員外の一般の方々のご参加もお待ち申し上げております。 記 …