日本比較文学会東北支部のページ

日本比較文学会の東北支部活動について情報発信して参ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

日本比較文学会2020年度東北大会 登録フォームにつきまして(締切お知らせ)

標記の大会について、多くの方々からの事前エントリーありがとうございました。 オンライン参加のご登録は、29日午前10時で締め切らせていただきます。ご了承ください。

日本比較文学会2020年度東北大会(11月29日)当日タイムスケジュールについて(11/28時間訂正)

いよいよ2020年度東北大会が日曜日に迫りました。 当日オンラインで参加される方にタイムスケジュールのご案内です。 当日プログラムは、以下のような時間で進行致しますので、ご参照ください。 (ただし、目安ですので多少前後することがございますことご了…

日本比較文学会2020年度東北大会(11月29日)のオンライン参加用登録フォームのご案内

11月29日の日本比較文学会2020年度東北大会につきまして、オンライン参加用の登録フォームを作成いたしましたので、お知らせいたします。 先にご案内しましたとおり、今年度の大会は会場とオンラインを併用する形で開催されます。オンラインでの参加をご希望…

[研究発表]要旨⑤

森岡卓司(山形大学) 1960年前後の〈東北〉表象と石坂洋次郎編『津軽』 石坂洋次郎編『津軽 〈詩・文・写真集〉』(新潮社 1963)は、石坂、高木恭造、小島一郎の既発表作を改めて編集したものである。高橋しげみ(「北を撮る―小島一郎論」、『小島一郎写真…

[研究発表]要旨④

山崎義光(秋田大学) 報道の時代のなかの島木健作『満洲紀行』 島木健作『満洲紀行』(創元社、1940)は満洲開拓地の実状見聞にもとづいたルポルタージュ的エッセイ集である。14のエッセイと1つの小説、30葉の写真から成る。本書の特質が見聞のリアリズムに…

[研究発表]要旨③

矢島真澄美(東北学院大学) 写真家フェリス・ベアトの風景写真とピクチャレスク 1863年に来日したイタリア系英国人写真家フェリス・ベアト(Felice Beato, 1832–1909)は、日本の風景や風俗を数多く撮影し、その後の来日外国人職業写真家たちの先駆けとなった…

[研究発表]要旨②

髙畑早希(名古屋大学大学院) 大庭みな子「火草」・「トーテムの海辺」論 ――自然や民話と交感して物語る女性像をめぐって 1970年前後の日本では、ディスカバー・ジャパン・キャンペーンの一環として、雑誌『an・an』に「民話の旅」が特集されるなど、民話を…

[研究発表]要旨①

賈戈輝(筑波大学大学院) 牛島春子〈開拓文学〉からみる農民への眼差し 作家・牛島春子(1913〜2002)は、1936年から1946年まで、「満洲国」即ち中国の東北地方に足掛け十年間住んでいた。本発表では、牛島の「満洲」作品のうち唯一の〈開拓文学〉といえる作…

日本比較文学会2020年度東北大会のご案内

本年度東北大会のご案内です。 日本比較文学会2020年度東北大会を下記の要領で開催致します。 なお今大会はオンラインを併用する予定です。 皆様どうぞご参加ください。(一般来聴歓迎) 記 ・日時 2020年11月29日(日)13:00~ ・場所 岩手県盛岡市 マリオ…

[書籍紹介]日本比較文学会東北支部編『問題としての「アメリカ」 比較文学・比較文化の視点から』

日本比較文学会東北支部編による『問題としてのアメリカ 比較文学・比較文化の視点から』(晃洋書房、2020年8月10日)がこのたび刊行されました。 2015年から支部研究会で開催してきた連続特集テーマ「アメリカ」の企画の書籍化です。支部活動での研究成果を…

【お知らせ】支部役員会の開催について

日本比較文学会東北支部役員会を下記の要領で開催いたします。 万障お繰り合わせの上ご出席下さいますよう、お願い申し上げます。 1 日時 8月1日(土)、14:00-15:00 2 開催方法 Web会議(アドレスは別途連絡) *なお、Web会議への参加が難しい方は、東北…

[書籍紹介] 秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる 1827-2020』

書籍情報のご紹介です。 日本比較文学会2019年度東北大会の特集シンポジウム「言語の選択と文学の流通」でご講演いただいた秋草俊一郎氏のご著書が刊行されました。 秋草俊一郎氏『「世界文学」はつくられる 1827-2020』(東京大学出版会、2020年6月26日) w…

[支部会員書籍情報]日本比較文学会東北支部編『問題としての「アメリカ」 比較文学・比較文化の視点から』

来月に刊行予定の東北支部からの著作をご紹介致します。 日本比較文学会東北支部編『問題としてのアメリカ 比較文学・比較文化の視点から』(晃洋書房、2020年8月10日) 2015年から支部研究会で開催してきた連続特集テーマ「アメリカ」の企画が、書籍として…

【重要なお知らせ】第22回比較文学研究会中止のお知らせ

2020年7月25日(土)午後、東北大学大学院情報科学研究科にて開催予定の第22回比較文学研究会を中止することにいたしました。 東北をはじめ全国的に新型コロナウイルス感染の広がりは比較的抑えられておりますものの、今後の状況がどうなるかは到底予断を許…

【情報提供】世界文学/比較文学の公募について(早稲田大学文学学術院)

本学会宛に下記公募情報が届きました。 事務局本部より支部のウエブページ等で周知してほしいとの依頼がありましたので、以下のようにお知らせ致します。 ================================ ・応募先 :早稲田大学文学学術…

【重要なお知らせ】今年度の東北支部の活動について

今後の支部活動について事務局より重要なお知らせです。 ============================== 新型コロナウイルスの感染拡大により、生活の面でも研究や教育の面でも、大きな影響が出ていることと存じます。心よりお見舞い申し上…

【重要なお知らせ】日本比較文学会第82回全国大会(5月30〜31日)中止のお知らせ

2020年5月30~31日に早稲田大学で開催予定だった第82回全国大会ですが、 新型コロナウイルスの感染拡大に鑑みて、中止となることが決定いたしました。 学会HPにも、中止のお知らせとともに会長からの告知文が掲載されたところです。 http://www.nihon-hikaku…

[重要なお知らせ]第21回比較文学研究会の延期(または中止)について

3月28日(土)に盛岡市で開催予定でした第21回比較文学研究会につきまして、 新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、延期(または中止)することといたします。 今後の開催については、詳細が決まり次第、あらためてご案内させていただきます。 ご迷…

[要旨⑤]

1960年前後の〈東北〉表象と石坂洋次郎編『津軽』 森岡卓司(山形大学) 石坂洋次郎編『津軽 〈詩・文・写真集〉』(新潮社 1963)は、石坂、高木恭造、小島一郎の既発表作を改めて編集したものである。高橋しげみ(「北を撮る―小島一郎論」、『小島一郎写真…

[要旨④]

島木健作『満洲紀行』と渡辺勉の報道写真 山崎義光(秋田大学) 島木健作『満洲紀行』(創元社、1940)は満洲開拓地の実状見聞にもとづいたエッセイ集である。本書の特質が見聞のリアリズムによる批評性にあることについて拙論「島木健作の地方表象」(『一…

[要旨③]

写真家ポール・ストランドの作品に見る異文化表象 矢島真澄美(東北学院大学) 写真家ポール・ストランド(Paul Strand 1890年−1976年)は、1900年代のアメリカで、「ダイレクト」と称されるほどまっすぐに被写体と対峙し、彼独自のストレート・フォトグラフィ…

[要旨②]

大庭みな子『浦島草』論―女たちの語る「戦後の民話」をめぐって― 髙畑早希(名古屋大学大学院) 1976年の日本を舞台とする『浦島草』は、複数の女性たちが、アメリカから帰国した主人公の雪枝へ向けて、自分たちの戦後の記憶を語る物語である。被爆や障害、…

[要旨①]

牛島春子「祝といふ男」―植民地主義における浪漫精神の表現 賈戈輝(筑波大学大学院研究生) 作家・牛島春子(1913〜2002)は、1936年から1946年まで、「満洲国」即ち中国の東北地方に足掛け十年間住んでいた。本発表では、牛島の「満洲」作品のうち最も注目を…

日本比較文学会東北支部 第21回比較文学研究会についてのお知らせ(開催検討中)

第21回比較文学研究会についてのお知らせです。 来る3月28日(土)に予定されております日本比較文学会東北支部第21回比較文学研究会につきまして、新型コロナウイルス感染が広がりつつある現状を考慮し、開催の可否について現在慎重に検討を行っております…