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日本比較文学会東北支部のページ

日本比較文学会の東北支部活動について情報発信して参ります。

[事務局よりお知らせ]

・大会に先立って、11:30 より、福島大学の人文棟315教室にて役員会を開催致します。役員のみなさまはどうぞご参集ください。議題は別途お送り致します。またお昼をご注文の役員の方は、その旨も事務局にお申し出ください。

 

・大会、総会終了後、19:00から福島駅前の「もみじ庵」(場所→http://r.gnavi.co.jp/t179203/)にて懇親会を開催致します(会費5,000円程度、学生・院生は別会計)。
 会場準備の都合もございますので、ご出席いただけます方は、11/18(金)までに事務局までご連絡願います。

[ワークショップ]企画概要

テキストとイメージの近代:エンブレム文化の変容と寓意表象の多様性をめぐって

  ―シェイクスピア没後 400 年および漱石没後100 年記念ワークショップ―

 

                            山本 真司(天理大学
                            植月惠一郎(日本大学
                            森田 直子(東北大学
               司会・コーディネーター  古河 美喜子(日本大学


 本ワークショップは、本年一月末に出版された山本真司著『《シェイクスピア》と近代日本の図像文化学』を読みながら、比較文学的・図像文化学的観点からルネサンス以後におけるエンブレム文化の変容と寓意表象の多様性に注目し、図像文化への参照が多く見られる作家であるシェイクスピア漱石を中心に、「テキストとイメージ」の関係が初期近代から近代にかけてどのように変化し、影響を与えてきたかについて考察する。

 まず山本がその著書の概要を説明し、文学や演劇、物質文化をめぐるテキストとイメージの関係から近代にいたるエンブレム文化受容の変遷と変容に触れながら、シェイクスピア漱石のテキストにみられる寓意表象の性格や多様性について論じる。
 次に植月が、『吾輩は猫である』の最後の猫の溺死場面を中心に、トマス・グレイの「溺死した愛猫に寄せるオード」とブレイクの挿絵などとの影響関係や時代風刺的側面について考察する。
 最後に森田が、物語の時間的進行と挿絵の関係や、読者が登場人物を受容する際の図像的・視覚的要素について、レッシング『ラオコーン』等を参照しつつ論じる。ロドルフ・テプフェールの美術論や絵物語にも言及する。
 登壇する講師相互の意見交換のあと会場と質疑応答を行い、ワークショップを締めくくる。

[研究発表]要旨②

司馬遼太郎スタインベック
                            金 子 淳(山形大学


 司馬遼太郎のエッセイに『アメリカ素描』がある。アメリカを訪れた際に、様々な印象を、スケッチ風に綴ったエッセイである。読んでいくと、あることに気づく。スタインベックがあちこちに出てくるのである。一例を挙げると、カリフォルニアを訪れた際、スタインベックの代表作、『怒りのぶどう』を引き合いに出し、アメリカやアメリカ文学について、その印象を綴っている件がある。
 これらは、何か意味があるのだろうか。この点について、これまで言及したものがないわけではなかったが、学術的な意味で論じられたものはほとんどなかったように思われる。ここでは、司馬遼太郎スタインベックについて、日米の比較文学比較文化の観点から、考えを深めてみたい。具体的には、『アメリカ素描』で描かれている、司馬遼太郎スタインベック文学の理解は、どのようなものなのか、そして、スタインベックの作品のどのような点が、特に、司馬の思考に影響を及ぼしているのか、考えてみたい。

[研究発表]要旨①

芥川龍之介におけるエドガー・アラン・ポー ―講演「ポオの一面」を中心に―

                         三澤 奈津美(山形大学大学院)


 芥川龍之介エドガー・アラン・ポーに深い関心を抱いていたことはよく知られており、「短編作家としてのポオ」(1921)と「ポオの一面」(1927)の二つの講演資料にもその関心の在り方をうかがうことができる。「短編作家としてのポオ」では、「Romantic」な気質を持って非現実的な題材を扱ったにもかかわらず、優れた分析的描写によって作品を「調和」させた作家としてポーを評価している。しかしこうしたポー理解は、J・R・ローウェルや夏目漱石の論を引き継いだものだということが、先行研究で既に指摘されている。本発表では、芥川の蔵書を用い、「短編作家としてのポオ」に表れた芥川のポー理解がどのように構成されているのかを実証的に再検討する。さらに、これまでの研究で精査されてきたとは言い難い「ポオの一面」資料を読み解くことで、芥川晩年のポー理解が漱石の影響圏からいかに離脱し、独自性を獲得していったのか、その内実を明らかにする。

日本比較文学会2016年度東北大会のご案内

本年度東北大会のご案内です。

日本比較文学会2016年度東北大会を下記の要領で開催致します。

皆様ふるってご参加ください。(一般来聴歓迎)

 

          記

 

・日時 2016年11月26日(土)13:00~

・場所 福島大学 M棟第2教室 

   *会場アクセス→福島大学−交通アクセス

      *キャンパスマップ→福島大学−キャンパスマップ

《ご注意》福島大学構内の駐車場が今年から有料となりました。お車でお越しの方は、無料化措置を致しますので、事前に事務局までご連絡願います。

 

【プログラム】

[開会の辞]  13:00~                    東北支部長 伊藤 豊

[研究発表]  13:05~14:15

 

                             司会:木戸浦豊和  

三澤奈津美(山形大学大学院)  

       芥川龍之介におけるエドガー・アラン・ポー ―講演「ポオの一面」を中心に―

 

                        司会:塩谷昌弘

金子淳(山形大学) 

       司馬遼太郎スタインベック

 

[ワークショップ]14:30〜16:30

テキストとイメージの近代:エンブレム文化の変容と寓意表象の多様性をめぐって 

 ―シェイクスピア没後 400 年および漱石没後100 年記念ワークショップ―

   

    山本 真司(天理大学

    植月惠一郎(日本大学

    森田 直子(東北大学

    古河 美喜子(日本大学):司会・コーディネーター 

 

 

[総会] 16:45〜17:15

[懇親会] 

日本比較文学会2016年度東北大会 発表者募集のお知らせ

    日本比較文学会2016年度東北大会を11月26日(土)午後、福島大学において開催いたします。

 つきましては研究発表の募集を行いますので、題目(仮題でも可)と要旨(400字程度)を添えて、下記の支部事務局までお申し込み下さい。

 奮ってご応募下さいますよう、お願い申し上げます。

 

1.発表申し込み締切  2016年10月7日(金)

2.発表申し込み先 日本比較文学会東北支部事務局(右上プロフィール欄参照)

 

*なお、発表者で常勤でない方には、支部から交通費補助をいたします。

*発表申し込みをいただいた方には後日確認のメール(または郵便)をお送りします。